酒場の会話をシラフの世界に持ってきたTwitterの革命。

Twitterの凄さが何かと問われたら、それは「会話のコストを劇的に低下させた事」だと思うんです。

何が「低コスト」なのかと聞かれれば、それは2つあって、一つ目は「誰の時間も行動も制限しない」という事。2つ目は「発言に見返りを求めていない」という事です。先日、ネタフルさんとみたいもん!さんが共著で書いた初のついったー新書「ツイッター 140文字が世界を変える 」が、首相官邸に献本されて話題になりましたけど、これがついったーの無い時代であれば、首相官邸に電話したって(首相は今、お忙しいです。)で門前払いだったかもしれない。

ついったーは会話に革命的なコスト削減を起こしたと思うんです。

tkfire昔は、有力者や有名人と話す。それを実力と読んでいた気がするよ。でも今は違うと思うんだ。Twitterが普及して、ミクシィが普及して、挨拶ぐらいだったら凡人の僕にもできる。だから今必要なのは「中身」だと思いたい。 ( 2009-10-09 17:38:26 )
tkfire凡人にとってはより辛い時代かもしれない。けど、少なくともヨイショ野郎とは同じ土俵に立った気がする。ダメな時は「中身はダメ」だった。そう思った方が楽だし、楽しいじゃん!! ( 2009-10-09 17:40:02 )

まぁ、ネタフルさんもみたいもん!さんも、ブロガーとして本が出版できる位の有名人ではあるけどww

ただ有名人であれ、凡人であれ、これだけ多種多様な(場所・職業・年齢・性別)と意図も簡単に会話ができるようになったって、大げさかもしれないけど「何かしら革命」です。自分はお蔭様で500人以上の方にフォローして頂いてますが(まぁ大した発言はしないけどww)、「今、この番組みてるよ♪」ってつぶやいたら「私も見てます。」といった@リプライが返って来たり、「○○って思うんだけど…」とつぶやけば、真剣な返事が返ってくる。それも無償です。

時には、びっくりするような専門家が凡人の自分に本気の言葉を返してくれたりもする。(うひぇぇぇー、って♪)
ちょい昔なら、「つてをたどって→アポを取って→お食事をしながら話す」みたいな光景が当たり前でした。
(先日、ブロガーのさとなおさんが鳩山首相とお食事をした記事が話題になりましたけど、あれは昔流の“つて”ですよね。)

昨日の朝、以前からの友人である松井孝治議員(内閣官房副長官)からケータイにメールがあり、首相の夜ご飯の予定がポッカリ空いたので一緒に食べないか、と急にお誘いをうけたのが始まりである。
www.さとなお.com(さなメモ): 鳩山首相とご飯した

だから、凡人が広瀬香美さん(※ウィッヒヒーの神様)と話す機会なんて一生無かったと思う。でも今は深夜になれば、毎日新聞の方と政治のお勉強をしている姿を結構見かけます。(広瀬さんは800人近い方をフォローしてます。)

tkfireついったーの発言に対してリプライを貰うと、自分とはまったく違う角度からの価値観が、新しい考えを生んでくれる気がする。今までそれって友達が多い人とか有名人じゃないとできない事だったけど、Twitterはそのコストを劇的に低下させた。 ( 2009-09-01 17:51:14 )

ついったーの会話を何かしっくり来るものに例えようと思ったら、それは「酒場の会話」かなぁ…って思うんです。
酔っ払って気分が舞い上がって泣きながら語ったりとか、酔っているから誰からの話を聞けたりとかさ。

まぁベロベロに酔った翌日には記憶が無くなっている時もあるけど…。(笑
ついったー=酒場の会話をシラフの世界に持ち込んだ場所。

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