尾田栄一郎が5年前に発注して5年後に放送された唄「ビンクスの酒」。

ONE PIECEは複線の多い漫画として有名ですが、その複線の凄さを垣間見る話が単行本に書かれてました。
それは、単行本の合間合間に作者の「尾田栄一郎さん」が読者ハガキの疑問や質問に答えて行く“SBS”というコーナー。スリラーパークで“ゲッコー・モリア”を倒した後、新メンバーである“ブルック”が在籍していたルンバー海賊団の思い出を振り返る回。ブルックと仲間と歌っていた舟唄「ビンクスの酒」についての話です。

携帯百景(ケイタイヒャッケイ)

D(読者):「ビンクスの酒」のCD出してください。作詞:尾田栄一郎みたいな感じで。

O(尾田っち):はい。ビンクスの酒はでるんじゃないかな?そのうち。あの舟歌はですね、ブルックの初登場(※3巻くらい前)で歌っていた時から、曲はできていたんです。というのも、こういう話を書こうと思うんですが、後から曲をつけるのに歌詞が邪魔して、いい曲にならなかったらイヤなんで、先に曲を作って下さいと、かの、アニメ音楽界の重鎮、田中公平さんに、曲を先行して作って貰ったんですねー。「あと、1年くらいでスリラーパークやります」とか言いながら、4.5年経ったかな?(笑)まー時間は経ったけど、曲の歌詞も無事間に合って、第488話「命の唄」とあいなりました。最初はコワく聞こえるんだけど、曲調を変えると楽しく聞こえる。なんてムチャな注文に見事答えて下さった田中・T(てんさい)・公平さんに、大感謝のスリラーパークでした。アニメをお楽しみに〜!!実は、目標は教科書に載る舟唄だったんだけど、“酒”って単語使っちゃったので、もうあきらめました。でも、みんなで歌ってほしいです。

尾田っちの中でグランドラインは何所まで航海が進んでるんですか・・。
前にインタビューで「半分まで行ったと信じたい」って語ってましたけど、尾田っちがもう長期連載をやらないっていうのも頷けます。(だって、一生の間に完結するか分かんないもんね。)

複線でいえば、ルフィ達がグランドラインの入り口で出会った、ある海賊を待ち続けているクジラ「ラブーン」(10巻辺り?)の待っている海賊がブルックだった訳ですから、その時点でブルックの設定も決まっていたのかもしれないです。ちなみに、4.5年前のワンピースと言えば単行本で30巻が出版された時期、空島でエネルと戦っていた時期になります。

俺は海賊王になる!! ・・航海日予定・・

で、その「ビンクスの酒」というのはコチラです。(↓)


ONE PIECE (巻50) (ジャンプ・コミックス)
尾田 栄一郎
集英社
おすすめ度の平均: 4.5
1 惰性
5 泣ける
5 比べるのは間違い
5 やっと50巻
1 ドラゴンボールとはレベルが違う