名前の表記がいかに人の心理に左右するかという一つの例。

ぱっと頭に浮かんだネタですが、選挙直前にちょうど良いのではないかと思ったので記事にしてみます。

tkfire人の名前ってちっょと変えただけで印象がガラっと変わる。「小室哲哉」→「小室鉄矢」。「武田鉄矢」→「武田哲哉」。 ( 2009-08-26 23:01:04 )

人の名前ってその人自身を言葉で表記したものですよね。生まれた時、親や親族が(長男だから→一朗)(美しく優しい子になって欲しい→美優)とか。親は名前に相応しい子になって欲しいと、塾や英会話に通わせ精魂込めて育てる訳ですから、名前とその人自身の性格が合っているのも、あながち間違いではないはず。

(↑)でも紹介してますが、読み方は同じでも名前の字を変えただけでイメージが180度変わります。

名前と言えば選挙でよく候補者の名前を「ひらがな」表記に変えて覚え易いようにした選挙ポスターを目にする機会がありますが、具体的な投票効果は別として、あれって心理的にすごい効果があると思うんです。

例えば、

田中太郎→たなかたろう
鈴木一朗→すずきいちろう

難しい漢字ならなお更です。

擬宝珠夏春都→きぼしげぱると
擬宝珠纏→きぼしまとい
擬宝珠檸檬→きぼしれもん

超神田寿司 - Wikipedia

(すいません、難しい漢字の名前で思いついたのは「こち亀」だけでした。)

「ひらがな」の効果って絶大ですよね。難しい漢字って心理的に(硬い)イメージを読む側に与えてしまいます。本音では(自分の名前を「ひらがな」表記にしてまで当選したいのか!)って思ってはいますが、表記の仕方の心理的効果は絶大です。「ひらがな」以外にも、「ローマ字」「カタカナ」でも表記方法もありますが、それぞれ与える印象は異なるようです。

田中太郎→タナカタロウ
鈴木一朗→スズキイチロウ

田中太郎→TANAKA TAROU
鈴木一朗→SUZUKI ICHIROU

漢字よりも柔らかい印象を与えるものの、カタカナ表記は銀行の記入用紙にサンプル名のようで、どうも覚えずらい。ローマ字表記はロゴとしては印象的ですが、一つ一つのスペルを覚えのるのが大変です。

こうやって考えると、人の名前ってどう表記されるかによって雰囲気も性格も別物に変わってしまう可能性があるという事。選挙ポスターも時代遅れといわれてますが、あながち否定できないのかも。

最後に、ぞれぞれ表記方法による印象をまとめておきますね。

ひらがな→柔らかい印象を与える。
カタカナ→読みやすくはなるが、覚えづらくなる。
ローマ字→ロゴとして全体像は覚えやすいが、一つ一つのスペルを覚えるのは大変。

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