ナイナイ矢部浩之にまつわる2分位で泣ける深イイ話×4。

ナイナイ岡村さんが、大人の事情で番組を欠席したため「矢部浩之オールナイトニッポン」と題されたラジオ放送。ゲストとして呼ばれたオードリー若林さん(※春日ではない方)が語った、芸人として始めてTV番組で漫才を披露した日、紅白の後、日本中がテレビっ子と化す大晦日ぐるナイ おもしろ荘SP」、漫才終了後に矢部さんが言った(オードリー若林の世界を変えた一言)というがネット上で話題を集めています。

オードリー若林の世界を変えたナイナイ矢部の一言 - はてなでテレビの土踏まず

矢部さんといえば、言わずと知れた「ナイティナイン」のツッコミ担当。

めちゃイケでのワイプ(右下に出る小さい枠)の神業的な解説や「です・ます」口調での冷静なツッコミ、半歩下がって・・じゃないですけど、岡村さんのボケを見事に惹き立てる見事なツッコミを披露しています。ただ、ツッコミというある意味では「脇役?」的な役割だからなのか、「ぐるナイ」「めちゃイケ」、オファーシリーズでの「オカザエル」や「杉山愛さんとのテニス対決」何か特にですが、どうしても岡村さんの方に注目が集まって、矢部さんは影に隠れてしまう・・。

今回、こうやって矢部さんのエピソードが話題になってますけど、矢部さんって実は、目立たない所で凄く(良い話、感動する話)いわゆる名言をポロっと語っていたりするんですよね。丁度良い機会ですので、日テレ「深いィ話」風に、矢部さんの(深いィ話)を紹介してみょうと思います。

「ボケとツッコミは全く別の職業」

(↑)と同じ回のオールナイトニッポンでの話です。

世界は数字で出来ている ナイナイ矢部 「ボケとツッコミは全く別の職業」

矢部さんが「相方がボケる時にどれだけ追い込まれているか?」について、相方の岡村さんが追い込まれた時の話を交えながら、ボケる厳しさと岡村さんへのコンビ愛溢れる、矢部さんの芸人論が語られています。

「岡村さんは、ああいうキャラクターの人だから、必ずフラれる。そういう(追い込まれた)とき、必ず俺の足を踏む。たぶん、本人も気づいてないだろうけどね。どんだけテンパってるんだ、っていうね」と話していた。

ただ、矢部は「それは触れられない。指摘できず、心にとめておく」と話していた。また、「岡村さんは初めてバカ殿様に呼ばれたとき、本番前にウ○コをもらしていた。自分たちのライブでも、稽古中に漏らしていた。それくらい追い込まれていた。でも、そんなナイーブな岡村さんを可愛いと思う」と語っていた。

矢部は「ボケとツッコミは、まったく異なる職業。ツッコミはものすごく追い込まれる。でもツッコミは、追い込まれていない。ツッコミは、下請けのようなところがある。ボケが発信したものに反応する。俺らがボケをやっていたら、クビだよな」と話していた。

矢部さんがサッカー部の先輩、岡村さんに送った寄せ書き

ナイナイの2人は同じ「茨木西高」サッカー部の先輩後輩同士で結成された、というのは有名な話ですね。

サッカー部の練習中「岡村しゃん、(夕焼けニャンニャン)って見てはりますか?僕、あれ見てドキドキするんですよ。」と、矢部さんから岡村さんに話しかけたのが、初めての会話だったそうです。岡村さんは高校卒業後「立命館大学」に進学する訳ですが、サッカー部を引退する際、後輩から送る寄せ書きに「岡村さん、大学落ちたら僕とお笑いコンビを組みましょう」と書かれた矢部さんのメッセージがあったそうです。

めちゃイケで放送された「ヨモギダ少年愚連隊」の中で、矢部さんも岡村さんも「甲子園大学に落ちています。」と明かしているので、結果的には矢部さんが大学に落ちた形。一方の岡村さんは、父親の願いで「体育教師」を目指して勉強していたそうなのですが、矢部さんのお笑いへの熱心な誘いをきっかけに「俺は親父の敷いたレールの上を歩いていただけやった」と思い、将来を約束された「立命館大学」を辞めて、矢部さんと共にお笑いの道に進んだそうです。

名門大学を辞めて、将来の見えないお笑いの世界に入る勇気・・岡村さんはナイーブだって矢部さんが語ってましたけど、自分の道を自分で切り開く勇気。それだけでも十分に勇敢な戦士だなぁって、思います。

缶コーヒー片手に5時間、ココリコ遠藤さんの悩み相談

今は「ナイナイ+」なので、だいぶ前だと思いますが「ナイナイサイズ」にココリコさんがゲスト出演した際、ココリコの遠藤さんが語っていたお話。

「ある時、ロケ終わりの帰り道に偶然出合った矢部さんにツッコミについて相談すると、缶コーヒー1本で5時間近くも道端で語り合ってくれたそうです。遠藤さんはその時、「ツッコミは結婚した方が言葉に重みが出るんじゃないか?」という相談をしたそうですが、その問いに対して矢部さんは「そんな理由で結婚したらあかん、芸に対する気持ちは大事だけど、結婚と芸事は一緒にはならないと思う」」

と、遠藤さんにエールとアドバイスを送ってあげたそうです。

めちゃイケ「恋するメチャカミ」で見せたナイナイのコンビ愛

4年くらい前、めちゃイケで「恋するメチャカミ」という、当時TBSで放送されていた「恋するハニカミ」のパロディー企画が放送されました。中身は本家の丸パクリで、スタッフに騙されたナイナイの2人が手を繋ぎながらデートをする・・といった内容。企画は丸パクリでしたが、岡村さんの誕生日を矢部さんと祝いながら、めちゃイケテイストでコンビ結成15年を振り返っていくといった方が正確かもしれませんね・・。

番組の終盤、深夜の公園に用意されたミニサッカー場「サッカーボールを蹴りあいながら、お互いの良い所を語る」という命令を受けた2人は、照れ合いながらも、お互いの「良い所」を言い合っていました。

矢部: 酔ったらぼくの事、褒めてくれてるみたいですね。「ツッコミ若手でナンバーワンや」って。

矢部: 「とりあえずコンビは35歳までや!」って言うてたけど、そんな気ないのに、(強がって)何か言うてる所がカワイイ。

岡村; お前が吉本誘ってくれなかったら、どないにもならんかったで。

岡村:

日々ドキドキできる。まぁギャンブルみたいものですけど、この先何があるか分からないですけど、仕事がなくなるかもわからないですし、どうなるか分からないですけど・・

矢部さんが「僕といっしょにやりましょう」と、吉本誘ってくれて本当に今は感謝してますね。

矢部:

ほんまに仲がよかったんで、
「進路に悩んだらお笑いの世界に行きましょう」って・・

うん、

近くにおる人で一番面白かったですね。

矢部; 「コンビ組んでくれてありがとう御座います。」

岡村: 「何をおっしゃいます。・・・ お前としかやっぱり無理やわ」

岡村; 「ありがとう」

矢部; 「こちらこそ」

大きな特番で岡村さんが悩んでいると、誰よりも早く気づく矢部さんが黙ってメールを送るそうです。

「大丈夫ですよ!」と。

矢部さんって「自分の立ち位置」を凄い理解している人ですよね。いつも岡村さんの半歩後ろに立ってボケの惹き立て役に徹する。フォワードに上がって自分でゴールシュートを決める実力は備えてるはずなのに、ずっとミットフィルダー矢部でフォワード岡村をアシストする。時にはゴールも決めるけど、基本はミットフィルダー矢部・・。

長くなったし、洒落た台詞も思い付かなかったんですけど、最後に一つだけ・・。

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