わさドラで迎えるドラえもん40周年と「剛田商店」のジレンマ

ちょっと前ですか、ドラえもんの製作陣が「スネ夫を塾に通わせるか否か?」という会議を行っているという記事がファンの間で賛否両論になりました。自分も、もう一つのブログで「ドラえもん 新・のび太の携帯開拓史:Blog紹介しちゃいます。」思いを綴った記憶があります。わさドラになって、のび太の家やのび太たちの服装が現代風にアレンジされていますが、最近ふと、ドラえもんの中で議論されるべきは「ジャイアンの家」なんじゃないかって思ったんです。

Twitterではチョコチョコと書いてたので、今回はそのPOSTを紹介してみょうと思います。

    
tkfire
@tkfire
ドラえもんって道具とか服装とか、ちょっと前から「スネ夫」を塾に通わせるかとか。生活面の変化が議論の中心になっているけど、一番問題なのはジャイアンの家だと思うんですよね。 
(2009-05-17 18:23:45)
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tkfire
@tkfire
ジャイアンの家「ごうだ商店」。もう家の近所に商店なんて殆どなくなったけど、いわゆる雑貨屋さんですよね。藤子先生が子供の頃は日用品の買い物は近所の商店で買うという文化も普通だったのかもしれないけど、今は大手のスーパーで買うのが普通だし、まして子供が配達するなんて考えられない。 
(2009-05-17 18:26:17)
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tkfire
@tkfire
昔の商店はあそらく多くが「コンビニ」のフランチャイズ店になったりとかしてるんでしょうけど、ジャイアンの家がコンビニって何だか変だし、コンビニの店長が激務だっていう現実感が表面化し過ぎてしまうって思うんです。 
(2009-05-17 18:28:14)
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tkfire
@tkfire
かといって、今の子供に商店なんて分からないと思うし。かといって、配達やお店の姿を映さないもの不自然。ジャイアンはお母さんに怒られているからこそ憎めない存在だし、その反動で友達をイジめちゃう。ちなみに、ジャイアンは将来スーパーの社長になります。 
(2009-05-17 18:31:43)
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(※映画「ドラミちゃんSOS」より。スーパーの名前は「スーパージャイアンズ」)

ドラえもんの中でのジャイアンって、定番の台詞にもある「こらー、たけし!また店番サボって!」にもあるように、何処かで家や家庭に不満を抱いている。だから、のび太であったりスネ夫のおもちゃを取り上げて、日ごろの鬱憤を発散しょうとしている。

漫画だとイジっ子要素が強いキャラクターですけど、ちゃんと配達に出かけたり、店番をしている真面目な姿があるから憎めない。「おれの物は俺のもの、おまえの物も俺のもの」という「ジャイアニズム思想」が許される面ってあると思うんですよね。今の時代に「商店」は近所の「駄菓子屋さん」並みに昔のものかもしれない。今の子供が見たら(ねぇ、ママーしょうてんって何?)って親に聞いているのかもしれないけど、どっかで素のジャイアンを描いていないと、ただ悪者を未来の道具でねじ伏せる漫画になってしまうって思うんです。

四次元ポケットからお金で買った武器が出てきたら、何の夢もありませんよ・・。(笑)

あんなこっといいな、できたら良いな♪ はい、米国債みたいな・・。
うーん、これは答えは見つからないし、複雑な問題なのかもしれないです。