ラーメン屋とマッチ箱から生まれた、寺尾聡「ルビーの指環」の制作秘話。

先週の「僕らの音楽」。ゲストとして倉木麻衣さんを向かえ、対談相手に俳優(?)の寺尾聡さんを迎えた以外な組み合わせでの回だったのですが、対談中、倉木さんが振った「ルビーの指環はどうやって生まれたんですか?」という話が興味深かったので、文章に書き起こしてみょうと思います。

倉木:

私も小さい頃から聴いて口ずさんで、大好きな曲なんですけども・・

寺尾:

彼方が生まれる前だからね ハハハ(笑

倉木:

あの、寺尾さんが作曲なさっていて、で、この曲はどういう時から生まれたのかなぁ〜っていうのをお聞きしたかったんですどぉ。

寺尾:

一番最初は、あの、可笑しいんだけど“マッチ”。

倉木:

マッチですかっ?(マッチ箱・・)

寺尾:

あの、こうやってカシャカシャすると音がするじゃない。ラーメンか何か食べてたんだろうな、で何か、こうやってる内にさ(※カシャカシャ動作)「カシャカシャ、カシャカシャ♪」「カチャカチャ、カチャカチヤ♪ ジャジャジャ♪」

倉木:

わぁーリズムになってるんだ(驚

寺尾:

「ターラタッタ、ターラッタッタ、タカッタッタララン♪」(※頭の中で「ルビーの指環」を口ずさんでください。)

っていう何か、リズムの方で頭のメロディーが少〜し出てきた。

倉木:

へぇ〜、凄いですね。(驚

寺尾:

それでギター持って、その続きを作ってるうちに、今度はマッチを振ってる音から全然違う・・こういう景色がでてきたんだろうな。それで、その続き出来て。

倉木:

うわぁ〜、ほんとに身近に側にあった物を、こう取り入れながら・・。

寺尾:

サビの所だけは、はっきり覚えてるけど、歩きながらポケットに手突っ込んでたら、“周りこうすれ違うじゃない?”で、“サビってこう上に上がって行くじゃない?”

倉木:

気持ちを、こうぐっと上げる感じで。

寺尾:

あの歌は「ダーダダダ ダダダッダダ トーテテ チュルチュテュー↓↓」(※聴き取れませんでした。)

って下がっていくのね。

それは、すれ違う人が振り向いたら恥ずかしいから、何となくポケットに手突っ込んで、こう歩きながら鼻歌歌って作ってたら、だんだん下がって来ちゃったのね。

盛り下がっちゃったの、盛り上がらないで。(笑

倉木:

でも今回、カヴァーの方させて頂いて・・。
今日は是非、いっしょに観ていただけたらと思うんですけど。

寺尾:

ぜひぜひ♪

実はこの曲、寺尾さんが作詞の方だと勘違いしてたんですけど、作曲の方が寺尾さんだったんですね。いゃでもマッチ箱の音から「ルビーの指環」が生まれたって、場所がラーメン店だけに、ロマンチックとは言えないですが、何か運命的な必然的なものを感じてしまいます。

番組の終盤、倉木さんが寺尾さんの「ルビーの指環」を披露してましたが、倉木さんのしっとりした歌声が「Secret of my heart」みたいな雰囲気で、ジャステイストなオレンジが素敵でした。

ただ、やっぱり寺尾さんのあの色っぽい声が曲を何倍にも引き上げてますww
YouTubeに倉木さん版の動画がありましたので、貼っておきます。


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