草なぎ君の逮捕ウンヌンより怖い、サラリーマンコメンテーター。

昨日、自宅で仕事しており、テレビをBGMがわりにつけていた。すると、SMAP草なぎメンバーが復帰ということで、各局の情報番組(笑)が報じていたわけだが、非常に気持ち悪い。

片方に偏ると気持ち悪い - タケルンバ卿日記

昨日放送されたのSMAP×SMAPの特別編。草なぎ君が謹慎後初の出演とあってか、視聴率が好調だったらしく、フジテレビのニュースで(平均視聴率22%!)と誇らしげに発表している光景には、この件に関して特に興味のない自分にとって頭の上に(?)が浮かぶような印象を受けました・・。

だってさ、

皆、逮捕された草なぎ君がどんな面を下げて番組に登場してくるのか期待して観てるんですよね。(悪い言い方だけど・・)
数字は取れたかもしれないけど、SMAPファンを覗いてどの程度の割合が(野次馬?)だったのか。テレビマンにとっては視聴率が全てなのかもしれないけど、勝手な妄想として(スタッフルームに「祝 SMAP×SMAP 22%!」っていう垂れ幕が掲げてある姿)って、どうなのかなぁーって思うのです。

ただ、今回の騒動を見ていて一番疑問に思ったのは「情報番組のコメンテーター」です。
ジャニーズ事務所が芸能界に影響力があるのは重々承知だし、悪口を言ったらジャニーズタレントと共演させてもらえない。という恐怖を、芸能人が怖がるのは分かるんですよ。TV局も営利企業である以上、大口スポンサーである「トヨタ」「P&G」「花王」「日清」辺りを批判しないのも、番組の存続を考えるなら理解できなくもないです。

でも、報道のニュースを扱う情報番組のコメンテーターが揃いも揃って「草なぎ君は良い人なのよね。」「彼は優しい人、疲れが溜まってたんじゃないですか。」という擁護発言。騒動の時、たまたま「ミヤネ屋」という番組を観てたんですけど、恐怖すら覚えました。

司会の宮根さん他、コメンテーターの方々が揃い揃って・・・

草なぎ君は本当に礼儀正しくて、いい人なんですよね。

いゃいゃ、こっちは友達じゃないでね。いゃあの、いい人かもしれませんよ。でも会ったことがないですから・・。
ニュースは多角的な意見があって、最終的に結論を出すのは視聴者の役目。これが健全なジャーナリズム?だって思うんですよね。全員の意見がほぼ同じって、ある意味では「洗脳」じゃないですか。
(某民放の社長がテレビは洗脳するモノとか言ってましたけど・・)

騒動を見てて強く思ったのは、TVのコメンテーターは(自分より立場が上の人は批判しない)という事です。正義とか真実とかいうより、自分の地位とギャラが大事なんだなって・・。

SMAPメンバーの逮捕以上に、想像を見ていて辛かったのはソノの事です。