6年前、素の鳥居みゆきが流暢に語った「鳥居流生き方論」がすごい!!
YouTubeで鳥居みゆきさんのネタを探していたら、凄い動画を発見しました。
6年前に収録されたインターネット番組「ゆり★LIVI★ビューティー」。当時22歳、今の芸風「マサコ」とは違った流暢に司会者とトークする鳥居みゆきさんの姿。6年前の番組なので人格そのものが今とは別人なのかもしれませんが、司会者と日本語でコミニュケーションを交わす鳥居さんの姿は斬新そのものです。
初めて観たときには、「えっ、鳥居さんってこんな流暢に喋るんの!?」と、流暢に喋る姿にただただ唖然でした。
鳥居さんはブームになった時から母国語の(ウェェ〜フュー語)でトーク番組でも何でも終止、自分のペースを保つ鳥居節で貫いていましたからね、正直、日本語で喋る鳥居さんを観るのは今回が初めての経験でした。肝心の番組の内容としては、電波少年「15少女漂流記」で活躍していた(斉藤ゆりさん)を司会に、鳥居さんの芸人論やプライベートのトークをするというものです。
で、そこで語られていた鳥居さんの芸人論やプライベートの生活がすごかったのです。
せっかくなので、あの「マサコ」のノリではなく流暢に日本語で語る鳥居さんのプライベートの姿を、書き起こし形式で今回、紹介してみょうと思います。
6年前の鳥居みゆきが語った芸人論。
番組の冒頭、芸について聞かれた鳥居さんが自身の目指す芸人像を、こう語っておりました。
斉藤「何で、お笑い芸人になろうとおもったんですか?」
鳥居「えぇぇーそうですね、普段からね、学生時代、全然友達がいなかったんですよ。で、これはどうしたもんかなぁと思って、何か周りからおっかないと思われていて、眼力が怖いっと言われてて、なので自分を表現できる場所を持たないとなぁ〜と思ったときに、舞台だ!と思ったんですよ。」
斉藤「それは、舞台といっても色々種類が色々あるじゃないですか?(※ミシュージカルとか演劇とか)そこで敢てお笑いのステージを選んだ理由っていうのは・・何でですか?」
鳥居「自分でね、書きたかったんですよ。書いて、うん・・書いて表現したいというのがあって。
それが・・お笑いだったんですよ。」
鳥居「町でミニスカートになるのはちょっとアレだけど、脱ぐのはできるみたいな感じあるじゃないですか。・・ないか。・・ないな。(笑)」
鳥居「だから喋る苦手だけど、でちゃえばOKみたいな。そういう・・。(笑)」
斉藤「普段は喋るの苦手ですか?」
鳥居「そう苦手ですね、」
鳥居さんっぽい回答というか、今の芸風「マサコ」は(自分で書きたかった)と語っている鳥居さんの理想とする姿なのかも。鳥居さんってもしかすると、ウッチャンナンチャンの内村さんと同じで(ホワイティとかミル姉さんとか)キャラに憑依する事で自己表現するタイプの人なのかもしれないですね。
鳥居さんは自分で書いた物を演じる事に、強い思いがあるそうです。
斉藤「女優さんとしてでも絶対に行けそう・・」
鳥居「そうですか〜?(声のトーンが変わって、まんざらでもない表情。)」
鳥居「え〜っ、何か人に与えられたものモノを何か言うの嫌!!」
(※20歳の頃、アコムのイメージキャラクターオーディションの最終選考に残った鳥居さんは、面接担当者に対して「これに落ちたら本当におたくのお世話になる事になります。(消費者金融のお世話になる)」と語ったエピソードがあるそうです。)
鳥居みゆきの謙遜ww
そして話は、鳥居さんのネタ作りへと進んでいます。
斉藤「書くって、どうふう風にいつも書いてます。」
鳥居「どういう風にぃ?全部カタカナですね、カタカナで、赤いので赤いペンで書いてます。ガーっと。すっごい読み難いんですよ。」
斉藤「赤がラッキーカラーみたいな?」
鳥居「赤と黒と白が大好きなんですよ。」
斉藤「私、ちなみにピンク色なんですよ。(収録時の衣装はピンク色のスーツ。)」
鳥居「でしょうね。」
斉藤「赤ですしね。(鳥居さんが収録時に着ていた衣装が、真っ赤なシャツ。)」
斉藤「2人そろってねぇー♪」 鳥居、斉藤「ねぇー♪」
斉藤「ラッキカラー着てますしねぇー♪」
鳥居「ねぇー♪私、ラッキーカラー青なんですけど。(笑)」
(※「肯定からの否定」鳥居節炸裂!!)
斉藤「あっそうなんですかっ、私もなんですよ。私も本当は青なの♪」
(※2人とも変わり者。)
鳥居さんのネタ帳のカタカナの秘密について、さらに踏み込んだトークが始まります。
斉藤「お笑いのそのネタを書き留めるのがカタカナっていうの、ちょっと初耳というか、不意打ちというか、鳥居ちゃんしか私、知らない。」
鳥居「何か、読み難くすると覚えよう!って気になるんですよ。で、赤にすると、マークシートあるじゃないですか、でるじゃないですか、あれで「なんだったっけな?」つって、電車の中とかで。」
斉藤「テストとかでよくやってましたね、赤い字で書いて、赤い下敷きで大切な部分だけやって、隠すって。」
鳥居「そう、それを今フル活用してます。」
すごいぞ「鳥居式メゾット」。
鳥居みゆき流 ジクソーハズルの遊び方と食生活。
話は芸能からプライベート面へと変わり、当時マイブームであったらしい「ジクソーハズル」の魅力と遊び方を語り始める鳥居さん。
鳥居「パズルにはまってて、パズルのピースってあるじゃないですか。あれをすっごく細かくハサミで切り刻むんですよ。そんですっごい切り刻んだら腱鞘炎になっちゃって、もういいわ!お腹いっぱいってなるんですよ。」
斉藤「えっじゃあ、パズルは完成させないんだ?!」
鳥居「完成させないでも満足。」
斉藤「じゃあパズルじゃなくて手紙とかでも・・」
鳥居「いゃそれは可愛そうじゃないですか。嫌なんですよ、ちゃんとモノがあるものを・・切りたいんじゃないんですよ、本当は完成させたいんですよ101匹ワンちゃんを(※あそらく絵柄が101匹ワンちゃん。)1匹も完成できないっ・・。(笑)」
鳥居「もう額だけ余っちゃって、自分の写真をコピーして貼ってあるんですよ。何か遺影みたいになっちゃって。それがもう、かなりの数部屋にあるんですよ。」
斉藤「えぇー、パズルが本当は好きなんですかね?」
鳥居「いゃ大っ嫌いですね。だから、嫌いな事をやると・・」
斉藤「克服したいんですか?」
鳥居「嫌いな食べ物をいつも注文して、それで痩せようって思うんですよ。私は・・」
鳥居「克服しょうとしてないんですよ、この前も塩辛をねすごい嫌いで、頼んだんですよ。すごいね、タラコパスタとかも嫌いで、頼んで、これでダイエットできると思って頼んだんだけど、食べれたんですよ。ずっごい美味しかったですね・・。」
斉藤「完結しちゃったよ、話が!」
6年前も今も細胞的には鳥居そのもの。段々と鳥居さんのトークに乗ってきた様子で、ここから話は鳥居さんの生活スタイルに迫ります。ここは6年前でも今も変わらず鳥居さんの姿を感じさせてくれます。
斉藤「じゃあ嫌いな食べ物はないんだ!」
鳥居「結構あるんですよ、私、白いご飯が食べられないんですよ。麺しか食べないですね。」
斉藤「お蕎麦とか、おうどんとか、パスタとか、ラーメンとか?」
鳥居「パスタしか食べないんですよ。」
鳥居「白いご飯って粒があるじゃないですか。で、噛むともうはみ出るじゃないですか。で、全部1個1個噛み潰せないじゃないですか?何か、白い意味も分かんないし・・。」
斉藤「チャーハンとかはどうですか?」
鳥居「いゃ食べれます。好きです。大好きです。」
斉藤「白米がダメなんだ?」
鳥居「白米嫌いですね。」
斉藤「じゃあ、ピラフとか黄色いドライカレーとか・・」
鳥居「黄色、嫌ですね。」
斉藤「パンは平気?」
鳥居「パン、嫌いですね。」
斉藤「お母様、大変でしたねぇ。」
鳥居「お弁当とか、うち作ってくれないんですよ。普通に何か、何か意味わかんない、缶詰とか持たされて、しかも開けんのとか持っていかなかったり。」
斉藤「じゃあ野菜?」
鳥居「野菜、大っ嫌いですね。」
斉藤「じゃあお魚?」
鳥居「魚、好きじゃないです。」
斉藤「じゃあお肉?」
鳥居「お肉、あんまり食べないですね。」
斉藤「本当に麺だけ??」
鳥居「麺とアイスとチョコとケーキぐらいですね。」
斉藤「ちょっとマネージャーさぁ〜ん。あの、食べ物大丈夫ですか?」
鳥居「管理してください。」
鳥居ゆみきの芸への拘りと睡眠。
斉藤「鳥居ちゃん的に拘ってる事ってありすか?(美容で)」
鳥居「痩せようと思ったら痩せたいくらいな感じ。わかんない・・」
鳥居「違うんですよ、何か、痩せるのとかそんな興味ないんですけど、このキャラだったら痩せてた方がいいなぁとか、このキャラだったらクマ(目に)できてた方がカッコイイなぁとか。」
鳥居「私、不眠症なんですよ。起きるのが嫌いなんで、寝るのが嫌なんですよね。だから殆ど寝てないんですよ。」
斉藤「大体、何時間位ですか?」
鳥居「1時間半くらいしか寝てないんですよ。」
鳥居「何か寝てるのって生きてるのと逆じゃないですか、生活してないじゃないですか。考え事もしてないし。だから無駄だと思っちゃうんですよね。」
今の鳥居さんも素では流暢にトークができるのか、テレビのまんまが素の姿なのか分かりませんが、このトークを通して伝わってきたのは「鳥居さんは変わり者」という事です。
(※ロンハーの「鳥居みゆき24時」の隠し撮りも含めて、どれが本心なのか分かりません。)
で、その変わり者の鳥居さんが「マサコ」というキャラに憑依する事によって、その潜在的魅力が「1×2」ではなく「2×2」それ以上の姿に変わる。
鳥居さんって直感で動いている人なのかぁ〜とも思ってましたけど、トーク中にある「自分でね、書きたかった」「このキャラだったら痩せてた方がいいなぁ」という発言にもあるように、お笑いに対して熱い人なんだなって。
「自分の素の姿。」
「鳥居さんが書きたかったもの。」
それを組み合わせたものが「堕天使」であり「マサコ」なんだって思いました。
鳥居さんってキャラで隠れているけど、ナイナイプラスの「除霊体験」であったりトークも「起承転結」でオチをきっちり付けているし、笑いのイロハを知ってる隠れた実力者だったりするんですね。まともに喋れば♪
夜にはずっと深い夜をposted with amazlet at 09.08.13おすすめ度の平均:読んだことのない不思議な面白さ
完璧。
枕元に一冊
夜はみんなに
飾り気の無い処女作